グロースソイルでは、平日の中日にあたる水曜日の勤務時間を4時間に設定する「週4.5日勤務制度」を導入しています。この制度を設計したのは、社員一人ひとりが高い集中力を発揮できる環境づくりを目指したから。
グロースソイルは「長時間働くことで成果を上げる」のではなく「集中力を高めることで成果を上げる」ことを重視しています。そのような考え方に至った背景や制度の意図を、代表の髙橋に聞きました。

週半ばの休みで集中力を取り戻す
――まずは、グロースソイルの勤務形態について教えてください。
弊社では、月・火・木・金曜日の勤務時間を7時間、水曜日については4時間に設定する『週4.5日勤務制度』を導入しています。
このような働き方を設計した背景には、私の会社員時代の経験があります。私が会社員として働いていたとき、週の半ばにあたる水曜日頃に集中力が落ちることが多いと感じていました。比較的穏やかな働き方の会社にいてもそうだったので、「そもそも人が毎日同じ出力で仕事に取り組めるという前提が間違っているのではないか?」とぼんやり考えていました。
週の半ば頃からパフォーマンスは落ちるものの、勤務時間ではあるため心身が休まるわけでもない。それであれば、いっそのこと水曜日の午後を休みにして、木・金のパフォーマンスを高めた方がよいのでは、と考えるようになりました。

――ほかにも水曜午後を休みにしている理由はありますか?
子育てや介護など、人にはそれぞれの事情があります。人によっては土日祝日に休息を取れるわけではなく、むしろ平日より忙しいなんてこともありますよね。そのような日々の生活に追われていると、自分自身のケアはどうしてもおざなりになってしまいます。
そんなライフスタイルのなかに、たった数時間でも空きがあったらどうでしょう。気になっていたけれど読めずにいた本を読んだり、観たいと思っていた映画を観たり。そういったことに使える時間が1週間のなかに数時間でもあれば、心身の健康は保たれるのではないかと思っています。そういった想いもあり、水曜午後を休みにしました。
――心身の健康を保てると、お客様への向き合い方にもよい影響がありそうですね。
そうですね。弊社のようなマーケティング支援業は、一種のサービス業でもあります。顧客の事業成長にコミットすることはもちろん、会話のなかで使う言葉に表れる丁寧さも、顧客満足度に影響すると考えています。
お客様の貴重な予算のなかから費用を捻出していただくからには、高い価値を安定して提供しなければいけない。それを実現できるような体制をつくるのは経営者の責務です。社員が日々高いパフォーマンスを発揮し、お客様の事業を伸ばし得る会社であるためにも、水曜午後の休みはよい影響を与えていると感じています。
高い集中力が顧客価値の源泉となる
――1日7時間勤務というのも興味深いです。労働基準法で定められている1日8時間という基準と比べても1時間短いのですが、こちらの理由を教えてください。
勤務時間の設計については、子どもを持つ社員の西村の話も聞いたうえで意思決定しました。
朝起きてから夜寝るまでの1日の流れを細かく聞いていくと、1日8時間勤務ではそもそも入社できないということがわかりました。子どもの送り迎えの時間も考えると、7時間が上限だったんです。
これは西村を特別扱いしているというわけではなく、子どもを持つ親はそういった時間的な制約のなかで仕事をしているということです。子育てや介護などはわかりやすいですが、人はそれぞれ何らかの制約の中で仕事をしています。人柄・スキルともに優れた人と出会えたとき、特別な理由なく一般の慣習に合わせて設計した勤務形態が原因で採用できないというのはもったいないことだと思います。
また、お客様に対して高い価値を提供するうえで、集中力を発揮することは必要不可欠です。そして、高い集中力を発揮するには日々の休息が欠かせません。
このように考えて、8時間勤務にこだわる必要はないと判断しました。それに、人の集中力はそう長くは続かないので、終業前の1時間を削ったところで生産性に大きな影響はないと考えています。

学習し続けるからこそ、替えが効かないパートナーになり得る
――グロースソイルの勤務形態は、社員が「高い集中力を発揮できる環境」を整えた結果だとわかりました。では、なぜそこまで集中力にこだわるのでしょうか。
集中力は、納品するコンテンツの品質に大きく関わるからです。コンテンツ制作には量と質の2つの側面があります。制作量を増やして自社の売上を上げるという観点では、当然業務時間が長い方が有利です。一方、長時間労働によって集中力を欠いた状態では、コンテンツの品質はむしろ低下してしまいます。
特に、私たちのコンテンツ制作は、インタビューをしてお話を聞くことから始まります。インタビューで100%の集中力を発揮し、相手の話を深く理解することが、その後の制作プロセスの土台となるんです。
私たちが専門的な知識を持ち合わせていない領域でも、インタビューで価値ある情報を引き出すには、事前にしっかりと学習しなければいけません。そしてインタビュー時には、その理解をもとに、相手の話を深く聞き取っていく必要があります。
そういった難しい仕事と向き合うには、心技体が整っていることが求められます。心技体を整え、専門的な領域でも踏み込んだインタビューをし、独自のコンテンツを生み出すからこそ、弊社は替えが効かない存在になり得るのだと思っています。

コンテンツマーケティングが当然取り組むものとなっている今、多くの会社が「自社を深く理解したうえで支援してくれるパートナー」を探しています。弊社はそういった、替えが効かないパートナーとなり得るような会社でありたいと思っています。
余白時間の使い方に、その人らしさがあらわれる
――髙橋さんはどのような人と一緒に働きたいですか。
「誰かの役に立つことに喜びを感じる人」と一緒に働きたいです。
近年は「キャリア形成」という考えも一般的になってきていて、自分のキャリアをどう形作っていくかを考える機会も多いかと思います。しかし、仕事とは本来お客様のために取り組むべきものです。お客様が抱えている悩みを解消するために何ができるかを思考し、足りない知識やスキルを補い続けられる人こそが市場に求められるようになっていくのだと考えています。
そういった、お客様をまっすぐ見て時間を使える人が入社し、その力をいかんなく発揮できるような環境を整えていきたいですね。
――グロースソイルに興味がある方へのメッセージをお願いします。
「高い価値を提供できるようになるには、時間をどう使うべきか?」と考えてもらえると嬉しいです。
仕事はもちろん大事ですが、仕事以外の時間に何をするかで、その人自身の個性や考え方が磨かれていくと私は思うんです。だからこそ、グロースソイルでは働く時間を短くして、仕事以外の時間を持てる環境を作りました。
余暇時間の使い方を考えるとき、その人の意思が問われます。その時間で何を学び、どんな経験を積み、どう成長していきたいのか。そういったことを自らの意思で考えられる方と一緒に働きたいですね。そして、それぞれが得た学びや気付きを持ち寄り、昨日より今日、今日より明日、高い価値を提供できる会社にしていければと思っています。

この働き方に共感し、顧客価値を追求していける方との出会いを心待ちにしています。
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